防ごう！職場の熱中症　特設ページ

職場における熱中症による死亡災害の多くは、初期症状の放置や対応の遅れによるものです。
令和7年6月1日から労働安全衛生規則が改正され、職場において熱中症のおそれのある労働者を早期発見し、
作業からの離脱や身体の冷却、医療機関への搬送等につなげられるよう、事業場ごとの報告体制の整備、
作業手順作成、関係労働者への周知等が罰則付き（6カ月以下の拘禁刑または50万円以下の罰金）で義務化されました。
現場において重篤化させない、死亡に至らせないための適切な対策が必要です。

＊対象の作業＊
WBGT（暑さ指数）28度以上または気温31度以上の環境下で、連続1時間以上または1日4時間を超える

＊義務化の内容＊
【体制整備】
熱中症の自覚症状や疑いのある人がいた場合、
報告するための連絡先や担当者を作業場ごとに定める
【手順作成】
作業からの離脱、身体の冷却、必要に応じた医師の処置や診察など
症状の悪化防止に必要な内容や手順を作業場ごとに定める
【関係者への周知】
対策の内容を労働者に周知する

参考：
【厚生労働省】「職場における熱中症対策の強化について」パンフレット（PDF）
【厚生労働省】労働安全衛生規則の一部を改正する省令（PDF）
【厚生労働省】労働安全衛生規則の一部を改正する省令の施行等について（施行通達）（PDF）

（東京労働局管内）令和6年 熱中症の発生状況

• 熱中症による休業4日以上の労働災害は106件発生、うち4件が死亡災害
• 建設業が21件、警備業が20件に対し、ビルメンテナンス業の死傷災害は6件
• 全体の約8割が7～8月にかけて発生しており、特に梅雨明け直後に多い
• 年齢別では50歳代が最も多く、次いで60歳代で多く発生

参考：【東京労働局】令和7年 熱中症予防対策リーフレット（PDF）

関連情報リンク

【厚生労働省】STOP！熱中症 クールワークキャンペーン（職場における熱中症予防対策）
職場における熱中症予防について、多言語版を含む各種リーフレットを公開しています。

【中央労働災害防止協会】STOP！熱中症 クールワークキャンペーン
6/1からの対策義務化についてYouTubeに解説動画を公開しています。

【厚生労働省】職場における熱中症ポータルサイト
中小企業の事業主、安全・衛⽣管理担当者・現場作業者向けに
『働く人の今すぐ使える熱中症ガイド』を公開しています。